- 1 歌舞伎にはかっこいい台詞回しがたくさんある
- 2 歌舞伎の名セリフ・名言9選
- 2.1 知らざあ言って聞かせやしょう
- 2.2 こいつぁ春から縁起がいいわぇ
- 2.3 問われて名乗るもおこがましいが
- 2.4 しがねえ恋の情が仇
- 2.5 一生女郎に振られるということがねえ
- 2.6 絶景かな、絶景かな
- 2.7 せまじきものは宮仕えじゃなぁ
- 2.8 雉子も啼かずば討たれまいに
- 2.9 近頃面目次第もございません
- 3 まとめ
歌舞伎にはかっこいい台詞回しがたくさんある

つらね |
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「名のり」「言い立て」とも言われる。美文調のまとまった長いセリフをとうとうと朗唱するように述べること。 |
渡りぜりふ |
一列に並んで順々にセリフを言うもの。「白浪五人男」の稲瀬川の場面が有名。 |
割りぜりふ |
二人以上の人物が自分の心境を一節ずつ交互にしゃべり、最後は同じセリフで終わるもの。「十六夜清心」など。 |
鸚鵡(おうむ) |
同じセリフをオウム返しに繰り返すこと。道化役が観客を笑わせるためにやることが多い。 |
歌舞伎の名セリフ・名言9選
知らざあ言って聞かせやしょう

こいつぁ春から縁起がいいわぇ
問われて名乗るもおこがましいが
しがねえ恋の情が仇

一生女郎に振られるということがねえ

「煙管の雨が降るようだ!」
「股ぁくぐれ!」
「鼻の穴に屋形船蹴こむぞ!」
絶景かな、絶景かな

石川五右衛門は歌舞伎にとっては格好の題材です。
せまじきものは宮仕えじゃなぁ
「せまじきものは宮仕えじゃなぁ」
雉子も啼かずば討たれまいに

近頃面目次第もございません

まとめ
白浪五人男の弁天小僧菊之助
三人吉三のお嬢吉三
白浪五人男の日本駄右衛門
切られ与三の与三郎
助六由縁江戸桜の助六
楼門五三の石川五右衛門
寺子屋の武部源蔵
鈴ヶ森の白井権八
毛抜の粂寺弾正
FAQs
歌舞伎の長台詞を何という? ›
歌舞伎(かぶき)劇の台詞(せりふ)の一種。 主として荒事(あらごと)の主役が述べる、懸詞(かけことば)を連ねた長台詞をいう。 日本の芸能古来のことばや歌を長々と朗唱する様式に基づき、とくに猿楽(さるがく)、延年の技法の連事(つらねごと)(連詞)が転化したもの。
弁天小僧の名台詞は? ›- 知らざぁ言って聞かせやしょう まさご ぬすっと
- 浜の真砂と五右衛門が歌に残した盗人の しらなみ
- 種は尽きねぇ七里が浜 その白浪の夜ばたらき ちご
- 以前を言やぁ江の島で年季勤めの児が淵 ...
- 百味講で散らす蒔銭をあてに小皿の一文子 さいせん かみ
- あいびき 〔合引〕 ...
- いたつき 〔板付〕 ...
- いどころがわり 〔居所替り〕 ...
- うまのあし 〔馬の脚〕 ...
- おもいいれ 〔思入〕 ...
- かきぬき 〔書抜〕 ...
- かきわり 〔書割〕
いい‐たて〔いひ‐〕【言(い)立て】
口上。 4 歌舞伎の舞台で、特にまとまった事柄を朗唱風に述べる 台詞 せりふ 。
”知らざあ言って聞かせやしょう 浜の真砂と五右衛門が歌に残せし盗人の、種は尽きねえ七里ヶ浜、その白浪の夜働き、以前を言やあ江ノ島で、年季勤めの稚児が淵、百味講で散らす蒔き銭をあてに小皿の一文字、百が二百と賽銭の,くすね銭せえ段々に、悪事はのぼる上の宮、岩本院で講中の、枕捜しも度重なり、お手長講と札付きに、とうとう島を ...
歌舞伎の別名は? ›なお、江戸時代には「歌舞伎」という名称は俗称であり、公的には「狂言」もしくは「狂言芝居」と呼ばれていた。 また能もその一つである。
歌舞伎用語の由来は? ›まず、歌舞伎という名称については、「傾く(かたむく)」の古語にあたる「傾く(かぶく)」であり、その連用形が名詞化した「かぶき」が語源となっている。 江戸時代、派手な衣装や一風変わった異形を好んだり、常軌を逸脱した行動に走る者は「かぶき者」と呼ばれ、斬新な動きや派手な装いの「かぶき踊り」が生まれた。
歌舞伎のポーズの名前は? ›見得とは、演目の見せ場で役者がポーズを決めて静止し、首を回したり目玉を中央に寄せたりする動作全体を指す。 これは、役者自身やその場面を客に印象付ける効果、舞台全体を美しく演出する効果がある。 そして、一般的にはこの見得と同時に、「ツケ」と呼ばれる効果音を出し、更なる演出効果を図る。
歌舞伎 何を切る? ›慣用句として使用される「大見得(おおみえ)を切る」[自信たっぷりに装い、大げさな言動をとる]という言葉は、歌舞伎からきています。
歌舞伎 喋り方 なぜ? ›なぜこんなしゃべり方をするのでしょうか? 専門家によると、そもそも歌舞伎は屋外で上演されていたもの。 そのため、遠くのお客さんにも声が伝わるような独特の話し方になったのではないか、というのです。
勧進帳の名セリフは? ›
知るも知らぬも 逢坂の 山隠す霞(かすみ)ぞ 春は、ゆかしける(恨めしき)。 波路はるかに、行く船の 海津の浦に着きにけり。 道々も申すとおり、かく、行く先々に、関所あってはしょせん、陸奥(みちのく)へは、思いもよらず。
長台詞の読み方は? ›長台詞(読み)ながぜりふ
黙って何も言わないこと 歌舞伎? ›暗闘(だんまり) 「だんまりを決め込む」などのように、黙っていてものを言わないことを「だんまり」というが、これは歌舞伎の演出の一つ「暗闘/暗挑(だんまり)」に由来している。
知らざあ言って聞かせやしょうのセリフは? ›”知らざあ言って聞かせやしょう 浜の真砂と五右衛門が歌に残せし盗人の、種は尽きねえ七里ヶ浜、その白浪の夜働き、以前を言やあ江ノ島で、年季勤めの稚児が淵、百味講で散らす蒔き銭をあてに小皿の一文字、百が二百と賽銭の,くすね銭せえ段々に、悪事はのぼる上の宮、岩本院で講中の、枕捜しも度重なり、お手長講と札付きに、とうとう島を ...
勧進帳の読み仮名は? ›勧進帳(かんじんちょう)は、如意の渡しでの出来事を基軸にした能の演目『安宅』を元に創られた歌舞伎の演目。
時しも頃は如月の意味は? ›時しも頃は 如月(きさらぎ)の、如月の十日の夜(よ)。 月の都を立ち出でて。 > その時はまさに、2月の、2月の、10日の夜だった。
弁慶義経の呼び方は? ›凡例 源 義経 | |
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別名 | 九郎、判官、廷尉、豫州(仮名) |
戒名 | 捐館通山源公大居士 |
墓所 | 宮城県栗原市判官森(伝胴塚) 神奈川県藤沢市白旗神社(伝首塚) |
官位 | 従五位下・左衛門少尉・検非違使少尉・伊予守 |
台詞(せりふ、日本語表記揺れ:せりふ、セリフ)とは、演劇や創作物の作中で登場キャラクターが発する言葉である。
名台詞の読み方は? ›名台詞(読み)めいせりふ
せりふの漢字は? ›漢字の「台詞」は、「舞台詞(ぶたいことば)」の上略。 「科白」を中国語からの借用で、中国では「科」は劇中の俳優のしぐさ、「白」は言葉のことで、俳優のしぐさとセリフを意味するが、日本ではセリフに当てる漢字として用いられたため、しぐさの意味は含まれていない。
歌舞伎の終わりの言葉は? ›
「きりがない」などと言いますが、「これっきり」などと同様、「終わり」「最後」という意味です。 芝居の最終幕を「大切」と呼ぶこともあります。
かぶきの由来は? ›歌舞伎の語源は、「傾く(かぶく)」の連用形を名詞化した「かぶき」である。 「かぶく」の「かぶ」は「頭」の古称といわれ、本来の意味は「頭を傾ける」であった。 頭を傾けるような行動という意味から、かぶきは「常識外れ」や「異様な風体」を表すようになった。
もともと歌舞伎の見せ場から来ている、「ここぞ」という場面を指す言葉は何? ›最も大事なところ。 ここぞという大切な場面。 歌舞伎では、役の本心・心底を表現する大切な場 面を性根場(しょうねば)といい、それが転訛した。